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自宅で室内栽培している「黄丸」というセッコクが開花した。昨年までは庭木にはりつけておいたのだが,ナメクジに蕾を食われてしまう被害が著しかったので,取り外してヘゴ付けにし,室内の窓際のところにぶら下げておいた。室内では窓際でも外より随分と暖かいので,この時期に開花してしまったのだろう。 このセッコクは,「黄丸」という名がついているけれど,その花は黄色というよりはクリーム色のような色をしている。しかし,普通のセッコクが白色や淡いピンク色の花を咲かせるのと比較すると,たしかに黄色というべきだろう。 園芸店では,様々な色合いのセッコクの苗が売られている。しかも,以前と比較すると随分安くなっている。 いろいろと相談を受ける機会が増えているのだけれど,セッコクを枯らしてしまう原因の第一は,水のやり過ぎにあるように思う。もちろん,乾燥した状態が続けば死んでしまう。しかし,冬から春にかけては乾燥したような状態でも大丈夫だし(←完全に乾燥させてしまうのはよくないので,室内栽培の場合,外の天気が雨または雪の日には霧吹きで水分を与えるようにすれば丁度良いのではないかと思われる。),夏でも水浸しのような状態は好ましくない。季節に応じた適度に湿度が保たれる状態を確保することが大事なように思われる。 2番目は,戸外で栽培している場合のナメクジやダンゴムシによる被害じゃないかと思う。カイガラムシやハダニのようなものがつくこともある。これらには私も悩まされている。ナメクジはどんな薬剤を用いても絶滅しない地上最強の生き物の一つじゃないかと思う。結局,ナメクジの来ないところで栽培するしかないように思う。ダンゴムシ,カイガラムシ,ハダニは,それぞれ適切な薬剤を噴霧することでどうにか対応できそうだ。それから,ミズゴケ植えの場合には,コバエがやってきて,ミズゴケの中で幼虫が育つということがある。これまた薬剤で対応するのが効果的なようだ。とはいえ,私の場合にはできるだけ農薬を使いたくないので,いろいろと苦心しながら栽培を続けている。 最も悪い栽培例は,畑の土を入れた鉢に植えてしまう例だろう。それでも1年くらいなら生きているかもしれない。茎の部分に栄養が残っている限り,どうにかこうにか行き続ける。しかし,それが限界じゃないかと思う。セッコクは,樹木に活着して生きている着生植物なので,葉だけではなく根でも呼吸をしているし光合成もしている。土だと呼吸も光合成もできなくなるだけではなく,ウイルスやカビや線虫による被害もあり得る。もし鉢植えにするならバーク植えかミズゴケ植えにすべきだ。とはいえ,「畑の土で大丈夫!」と言ってなかなか自説を曲げない人もあるので,そういう人とは口論しないように心がけている。 |
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