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zoom RSS アブラムシを狙うナナホシテントウ

<<   作成日時 : 2009/05/23 17:26   >>

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散歩をしていたら,アブラムシを狙って接近中のナナホシテントウを見つけた。ナナホシテントウを目にするのはしばらくぶりかもしれない。


Coccinella septempunctata
Coccinella septempunctata


小学校のころ,理科の授業で,「ナナホシテントウは益虫,ニジュウヤホシテントウは害虫」と習った。しかし,「星の数が違う」くらいの見分け方しか知らなかった。花の写真を撮るようになってからは,小さな虫を観察する機会も増えた。どうやらナナホシテントウとニジュウヤホシテントウは,相当違う生き物らしいということが次第に判ってきた。

ナナホシテントウは,幼虫も成虫も,アブラムシを好んで食べてしまう肉食昆虫だ。だから,人間にとっては益虫ということになる。とりわけ,アブラムシの害に苦しむ園芸愛好家にとっては救世主のような存在だ。ただし,農薬に頼ることの多い「庭」にはナナホシテントウがやってくることもないし,仮にやってきても農薬で死んでしまうので,ナナホシテントウのありがたみを認識することはできないかもしれない。

農薬によって「浄化」された庭は,無菌であるかもしれないが,生物の多様性が著しく低下した「貧困な自然」という状態になってしまっている。

このようなことは,野山を散策したり,里山を散歩したり,庭で草木を育てたり・・・と様々な場面を実際に経験し,何度も失敗を重ね,ものごとを多面的に理解できるようになるまでは認識することができないことが少なくない。

たしかに,記憶力に頼り,知識を集積するだけでカバーできることは少なくない。しかし,それは所詮「文字の記憶」に過ぎない。文字と実体とが一致している場合もあるけれども一致していない場合もあり,文字を記憶しているというだけでは実体を知っていることにはならない。

「受験」や「試験問題」についていろいろと考えることがしばしばある。「文字」を記憶すること(だけ)が勉強だ」と思い込んでいる者に,「本当の勉強」とは何なのかを認識・理解させることは大変難しい。

まして,「文字の記憶」だけで優劣がつけられてしまう成績や学歴など(だけ)でその後の人生が全部決まってしまうという迷信のようなものが頑固にはびこっている現状では,ますますもって難しい。

インセンティブが負の方向に向いているからだ。

だから,とても素晴らしい「秀才」が現実には何の役にもたたないばかりか,世間に対してとんでもない害悪をまきちらしながら生きているといった事態が発生し得る。

結局は,欲望を実現するための手法に自己を埋没させてしまい,自らが目的を自覚的に設定し新たな手法を構築する能力のない場合,「悲しい秀才」であることに終生気付かずに生き続けることになる。

いっそのこと,仮にひどく愚鈍で成績劣等であったとしても,野山を散策しながらときどき思索し,そして,事実を直視しつつも気長に構えて生きているほうがずっと正直で幸福な生き方ではないかと思う。

もし自分に詩作の才能があったならば,「怠け者賛歌」とか言うような作品をつくってみたいところだけれど,そのような才能は微塵もないので,やはり,単なる「怠け者」として路傍の草木や小さな生き物をみつめながら散策を続けるだけだ。


 ナナホシテントウ
 http://www.insects.jp/kon-tentounanahosi.htm

 ナナホシテントウ
 http://mushinavi.com/navi-insect/data-tento_nana.htm

 ナナホシテントウ
 http://www.h3.dion.ne.jp/~moth2001/7-185.html

 ニジュウヤホシテントウ
 http://www.fuji.sakura.ne.jp/~shin/galleryten/nijuya.html

 オオニジュウヤホシテントウ
 http://www.tenteki.org/kitamura/coleo/o28hosi/oo28hosi.htm


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