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help RSS 8月7日朝の成田空港

<<   作成日時 : 2006/08/08 09:54   >>

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月曜日の朝に成田空港を発ち,ニューヨークに向かった。複数の台風が近づいている中での出発だったけれども,台風のコースとは反対側を飛ぶ便なので飛行は順調。しかし,機内では幾つかのトラブルが待っていた。

出発前には成田空港の新装なった第一ターミナルのラウンジでくつろいでいた。そこからは世界のあちこちに出発する飛行機の群れが見える。スターアライアンスグループの飛行機が集まるようになっているのだけれど,日本国内なのでやはり全日空の飛行機が多い。

ANA airplanes


新型の機材はもとより古いタイプの機材でも最新の装備に造りなおされた機材では,機体胴体部の上に小さなドームのようなものがついている。おそらく,これが通信衛星を用いたインターネット接続を可能とするためのアンテナなどが収納されている装置なのだろう。

ANA airplanes


その姿を見ているだけでワクワクしてくる。飛行機に載りながらインターネットに接続できれば,飛行機の座席がオフィスの一部になる。また,その飛行機では提供されていない映画や音楽などを楽しむためのチャネルをもつこともできる。

今回の旅でもそのようにして楽しもうと思いながら飛行機に乗り込んだ。ところが,幾つかのトラブルが待っていた。

まず,座席が動かない。整備不良だ。着席していない状態ではちゃんと動くのだが,着席すると動かない。何かがひっかかっているような感じだ。

おそらく出発前にいちいちすべてのシートの動作を確認する点検作業などはしていないだろう。時間的にも労力的にも予算的にも無理だ。まして,座席に着席した状態での動作確認・点検などやっている航空会社はないのではないだろうか?

パーサにその旨を告げると,幸い別のシートが空いているというのでシートを移動してこの問題は解決した。しかし,トラブルのあるシートは使用不可となるだろうから,乗客1人分の収益可能性が失われてしまったことになる。

機内食を食べ,お酒を少し飲んで眠った。目覚めると既にアラスカのあたりまでやってきていた。

このあたりだと米国の領土内でもあるのでインターネットが円滑に利用可能だろうと思ってLAN接続してみた。

インターネットの利用は有料で,画面上で操作しながらクレジット決済をする。そこまではうまくいった。これでアカウントが作成されたはずだ。ブラウザを操作して自分のブログに寄せられたコメントを少し読んだ。ここまでは順調だった。

ところが,数分もしないうちに接続ができなくなった。

その後何度試してみても駄目で,かろうじて接続できても受信パケットの数がほんのわずかしかなく,とてもブラウザが動くような状態ではない。だから,ヘルプメッセージを読んだり,このようなトラブルが発生した場合の権利・義務についても記載されているはずの約款を読んだりしようと思っても,それをブラウズすることもできない。

結局,あきらめて映画を観ることにした。トム・クルーズが若いころに出演していた『カクテル』という映画を観た。面白かった。典型的に悪そうな女性が何人か登場し,妙に現実感のある映画だった。でも,ストーリー全体としては荒唐無稽で単純に楽しめる娯楽作品だった。しかしまあ,トム・クルーズってそれほどイケメンではないと思うのだが,どうして多くの女性から凄い人気があるのかよく分からない。この映画を観てもそう思った。私は分からないとなるとますますもって興味を持ったりするタイプの人間なので,帰国便では『ミッションインポッシブル3』を観てみようと思う。(笑)

このようなわけで,インターネット接続料金の課金処理をするためだけのためにほんの数分間アクセスしたという結果になってしまった。まるで詐欺にあったみたいな気分だ。

全日空に限らず,同じような設備・機能のある機材を運行しているどの航空会社でも,そのような場合の対処方法が適切に準備されていないように思う。新しく始めたばかりのことなので経験不足ということもあるのだろう。しかし,この設備・サービスに対する顧客対応としては零点をつけるしかない。

ちなみに,機内から国際電話を入れれば電話でクレームを入れることもできたのだが,電話料金が気になるし,たぶん英語でしか対応してくれないだろうと思ってあきらめた。機内で大声でクレームを入れる電話をしたりすれば(←怒るときは本気で徹底して怒らないと相手に伝わらないのが欧米の常識だ。普通の日本人は怒っているときでも妙にニコニコしているので,常に相手からなめられてしまう。),他の乗客に大きな迷惑がかかる。乳飲み子を連れた乗客が泣き喚く赤子をなだめることができないのと同じくらい周囲の乗客を心の底からいらだたせる行為となるだろう(←個人的には,乳幼児を連れた乗客の搭乗を拒むべきだと思っている。快適なはずの旅の空間が監獄のようになってしまうからだ。)。というわけで,国際電話でクレームを入れるのはやめにしたのだ。

ニューヨークに到着してから,そのインターネット接続サービスを提供しているボーイングの関連会社にクレームを入れた。その会社の担当者からは,日本語のメールで,「課金を確認した上で返金する」という回答メールがすぐに返ってきた。

インターネットさえ接続できていればこのようにスムーズにトラブル処理もできるのに,まさに肝心のインターネット接続ができないとどうにもならないところにIT社会の根幹的でクリティカルな脆弱性要素のひとつを垣間見たような気がする。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
機内での模様ドキドキしながら一気に読んでしまいました
よ〜くわかります
オットの海外赴任の7年間何度成田を往復したことか。。。
でもでも一番初めのシドニー行きは私は一才にならないジナンと7才のチョーナンとの母子3人の心細い旅でした
子供が泣かないように身の縮む思いをしたものです
暑さ喉元を過ぎればナンとやらですが・・今はどうか近くに子供連れが居ませんようにと祈りながら席を探します(笑)
そそ機内の映画楽しみでした!日本上映の前に見られることが嬉しかった(笑)
96年トムクルーズの一作目M:Iを見たのはハワイ上空でした!
またお帰りになってのお話楽しみにしてますね
・・っとと私これから出勤です
昨日の気温37℃・・久しぶりの雨で今朝は和らいでます♪
べじまき
2006/08/08 10:09
べじまきさん こんにちは。
仕事で出張先のホテルでも時間があるとついインターネット接続してしまうので,これはもう「病気」か「中毒」の一種ですね。(笑)
このブログ記事を読んで気を悪くされた方もあると思います。べじまきさんも気を悪くされたかもしれない。ごめんなさいね。^^;
でもね,この私だって行儀の悪い小さな子供を何人か育ててきたわけですよ。そのような状況に対して自分自身がどのようにして対処してきたか,他の人の迷惑などを考え疲れていても自家用車で長旅をし,家族での海外旅行はあきらめてきたのは正しい判断だったのかなどを色々と考えた上で,平均的な乗客の気持ちを素直に誰かが書かないといつまでも事態が改善しないだろうと思いこの記事を書くことにしました。
機内に完全な防音隔壁のあるブロックを設け,乳幼児連れの客に対してはその場所の席だけを提供するようにすれば一発で改善すると思うんですけどね。
電脳中年A
2006/08/08 10:17
電脳中年さん、こんにちは!
NYCにいらしたのですね。NYCには妹夫妻が暮らしていて、一度遊びに行きたいと願っています(二人っきりの姉妹なのでとても寂しいです)。でも、本当に遠そうで、しかもトラブル付の旅ではひたすら忍耐でしたね。
ヒトは順調な時はいいのですが、苦しい時、我慢しなくてはならない時に試されますね。私は結構短気なのでいつも失敗ばかり。いつも、患難が忍耐を生み、忍耐が練られた品性を生み、練られた品性が希望を生み出すと言われているのに・・・電脳中年さんは偉いですね!暑いので無理をなさらないでくださいませ(NYCは涼しいかもしれませんね)。お仕事が順調に進みますように。
はっぱ
2006/08/08 15:17
はっぱさん こんにちは。
実は,これまで訪問した数多くの都市の中でもNYは一番くらいに好きになれない都市なんです。どこに行っても犯罪が多すぎる。詐欺・強盗・恐喝や麻薬取引などは日常茶飯事です。ホテルの安全性も信頼できるものではなく従業員がいつ泥棒に変身するか分からない。日本人で留学している男女も多数見かけますけど,外見上ではともかく内面ではひどく悪くなって帰国する人が多いことが素直に納得できます。日本のファッションデザイナーや音楽家などの中でNYの文化をベースに活動している人々が犯罪者や不良のカルチャーを共有している原因もよく分かります。
そういう都市の中でまともな人間が安全に暮らしていくことは楽なことではなく,かなり強固な精神と優れた判断力と明確な行動力とが要求されますね。NYにお住まいの妹さんもはっぱさんと同様に素晴らしい女性なのだろうと想像してしまいました。^^
さて,猛暑続きだったNYでは少し気温も落ち着いたようです。比較的快適に過ごしています。^^
電脳中年A
2006/08/08 18:17
電脳中年Aさん、本当にめまぐるしく世界中を飛び回っておられるのですね。(@_@)←目が回っています(笑)
スパイスの効いたエッセーの様な文章に引き込まれました。そして、べじまきさんとはっぱさんのコメントにも「うん、うん」とうなずきながら。先日、国内旅行の電車の中で2歳くらいの子供が大きな声で童謡を歌っていました。まあ、2〜3回くらいならほほえましいと思えたのですが、ほぼ電車に乗っている間中(約2時間)、車内に歌声を響かせてくれたのには閉口しました。お母さんは時々「シ〜」と注意しているようでしたが、あまり本気には見えませんでしたね…。一応公共の乗り物の中なので周囲への気遣いは必要ですし、さりとて無邪気に歌っている子供に対して止めてね、と言うのも無粋なのかな…と思ったり。
この頃は、他人への気配りや気遣いを意識する事が少なくなって来た様に思います。
それにしても、電脳中年Aさんのネットへのチャレンジ力?には驚きました!>インターネット接続料金の課金処理をするためだけ…云々には笑ってしまいました。(ごめんなさい)
ブルーデージー
2006/08/10 09:27
ブルーデージーさん こんにちは。
自分の子供も小さいころにはとても行儀が悪かったので苦労したんですけど,かつては誰でも何かしら工夫しながら周囲に迷惑をかけないようにしていたと思います。昨今では,まるでそんなこと気にしない人が増えてしまったみたいに思うので,ちょっと残念です。最悪の場合には,「向かいの席に座っている怖いオジサンに怒られるから静かにしなさい」流の叱り方を大声でやっているような場合ですね。行儀の悪い子供よりもそのような親の精神のあり方のほうにむかついてしまいます。(笑)
赤子はなだめても泣き止まないことがあるのは当然のことで,しょうがないことなんですけど,その親としては一応周囲に配慮して何か工夫してほしいところです。^^;
インターネットは便利なんですけど,トラブル処理は結局ネット接続できない状況でやらなければならないので,きちんとしたマニュアルが用意されていなければ客室乗務員さんたちが気の毒です。ネットの専門家でも何でもないんですからね。企業としてちゃんと事前に対策を考えておくべきことですね。
電脳中年A
2006/08/10 09:56

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