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help リーダーに追加 RSS パリ植物園:フタマタタンポポ属の植物の花

<<   作成日時 : 2006/07/23 16:10   >>

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パリ滞在中に訪問したパリ植物園内にあるアルプス植物園のキク科植物の中でもフタマタタンポポ属(Crepis)の植物のコレクションは特に充実していた。日本国でも「モモイロタンポポ」という流通名で販売されているクレピス・ルブラをはじめ様々な種類の植物の花を観ることができ大満足。野草の愛好家なら,春〜夏のパリを訪問したときにはショッピングや観光だけではなくパリ植物園にも出かけることを是非ともお勧めしたい。また,日本や北米などこれまで欧州の植物とは無縁だった地域にもどんどん入り込んで帰化植物となっているものも少なくなかった。日本国内の図鑑では収録されていないためよく分からなかった植物の特徴を正確に把握することができた。今後多いに役立つ情報を獲得できた訪問でもあったと言える。

クレピス・ルブラ(Crepis rubra L.)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,ヨーロッパ南部(アルバニア,ギリシア,イタリア,スロベニアなど)原産の多年草ということだ。世界各地で野生化し,帰化植物となりつつあるらしい。日本国内では「モモイロタンポポ」という流通名で園芸品種として流通している。花の色は,淡いピンク色〜白色まで変化があるようだ。

Crepis rubra
Crepis rubra


Crepis rubra
Crepis rubra


クレピス・アスペラ(Crepis aspera L.)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,ヨーロッパ南部(アルバニア,ギリシア,イタリア,スロベニアなど)原産の多年草ということだ。

Crepis aspera
Crepis aspera


Crepis aspera
Crepis aspera


Crepis aspera
Crepis aspera


クレピス・プルチラ(Crepis pulchra L.)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,イラン,トルコ,コーカサス,パレスチナ〜ヨーロッパ(東部・南部)に広く分布する多年草ということだ。北米では何らかの経路で移入されたものが野生化し帰化植物となっているようだ。

Crepis pulchra
Crepis pulchra


Crepis pulchra
Crepis pulchra


クレピス・カピラリス(Crepis capillaris (L.) Wallr.)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,コーカサス〜ヨーロッパに広く分布する多年草ということだ。和名を「セイヨウニガナ(西洋苦菜)」と言うがキク科ニガナ属の植物とは関係がない。日本国内でも帰化しつつあるようだ。これまで普通のハナニガナだろうと思って見過ごしていた路傍の野草の中にももしかするとこの植物が混じっていたかもしれないと思った。ただし,日本国内で販売されている植物図鑑には全くと言ってよいほど収録されていない。北米では既に野生化して帰化植物となっている。英名は「Smooth Hawksbeard」とのこと。なお,ロンドン滞在中に王立植物園の中でもこのクレピス・カピラリスと思われる植物を見かけ,その写真を掲載しているので,それも参照されたい。

Crepis capillaris
Crepis capillaris


Crepis capillaris
Crepis capillaris


クレピス・セトサ(Crepis setosa Hall. fil.)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,アジア〜ヨーロッパに広く分布する多年草ということだ。和名を「アレチニガナ(荒地苦菜)」と言うが,「セイヨウニガナ」と同様にキク科ニガナ属の植物とは関係がない。日本国内でも帰化しつつあるようだ。ただし,日本国内で出版されている図鑑の中でこの植物が収録されているものは乏しい。英名は「Bristly hawksbeard」とのこと。

Crepis setosa
Crepis setosa


Crepis setosa
Crepis setosa


クレピス・ビエンニス(Crepis biennis L.)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,ヨーロッパに広く分布する多年草ということだ。北米では野生化し,帰化植物となりつつあるようだ。英名は「Rough Hawksbeard」とのこと。

Crepis biennis
Crepis biennis


Crepis biennis
Crepis biennis


クレピス・テクトルム(Crepis tectorum L.)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,ユーラシア大陸の寒帯〜温帯に広く分布する多年草ということだ。日本国には江戸時代のころに渡来し,既に帰化植物となっている。和名は「ヤネタビラコ(屋根田平子)」で,北海道〜本州(東部)に帰化しているそうなのだが,タビラコの仲間とは関係のない植物だ。北米では野生化し,帰化植物となっているらしい。英名は「Narrow-Leaf Hawksbeard」とのこと。

Crepis tectorum
Crepis tectorum


Crepis tectorum
Crepis tectorum


クレピス・アルペストリス(Crepis alpestris (Jacq.) Tausch)は,キク科フタマタタンポポ属に属し,ヨーロッパ中央部(ジュラ山地,カルパチア山脈など)〜トルコの高山に自生する多年草ということだ。高山型の植物ということで,全体に繊毛のようなものがびっしりと生えている。

Crepis alpestris
Crepis alpestris


Crepis alpestris
Crepis alpestris



 ももいろたんぽぽ (桃色蒲公英)
 http://www.botanic.jp/plants-ma/motanp.htm

 Crepis rubra L.
 http://www.ars-grin.gov/cgi-bin/npgs/html/taxon.pl?12199

 Crepis aspera L.
 http://www.ars-grin.gov/cgi-bin/npgs/html/taxon.pl?12176

 Crepis pulchra L.
 http://perso.orange.fr/erick.dronnet/crepis_pulchra1.htm

 Smooth Hawksbeard
 http://www.plant-identification.co.uk/skye/compositae/crepis-capillaris.htm

 Crepis capillaris (L.) Wallr.
 http://www.ars-grin.gov/cgi-bin/npgs/html/taxon.pl?12182

 Crepis setosa and C. capillaris - Bristly hawksbeard and smooth hawksbeard
 http://oregonstate.edu/dept/nursery-weeds/weedspeciespage/hawksbeard/hawksbeard_page.htm

 Crepis biennis L.
 http://www.ars-grin.gov/cgi-bin/npgs/html/taxon.pl?12178

 Crepis tectorum L.
 http://www.botany.wisc.edu/wisflora/scripts/detail.asp?SpCode=CRETEC

 Crepis tectorum L.
 http://www.ars-grin.gov/cgi-bin/npgs/html/taxon.pl?12203

 ヤネタビラコ(屋根田平子)
 http://3.pro.tok2.com/~kasya/hanano03/yanetabirako01.html

 Crepis alpestris (Jacq.) Tausch
 http://www.ars-grin.gov/cgi-bin/npgs/html/taxon.pl?12174

 日本の野草科目別索引
 http://homepage2.nifty.com/electronic-middleman/Photos/plant_index.htm


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
先日来、ロンドンからパリと旅先で出会った植物を
楽しませていただきました。ありがとうございます。
タンポポは黄色と白だけしか知りませんでしたから、
モモイロタンポポというのがあるとは驚きでした。
そしてフタマタタンポポ属のたくさんあることにも
驚かされています。もう一つ少し前にありました
ブタナについても読んでいて笑ってしまいました。
季節が移ったのでもう終りましたが、今年も家の
周りではブタナがたくさん咲きました。
花そのものは黄色でかわいいのですが、増えて増えて
パリにも咲いているなんてそれも道路端に・・・。
はるばるやってきたんだな〜と、思いました。(^^♪
ミキの雑記帳
2006/07/23 17:28
ミキさん こんにちは。
仕事のために旅行しているのか花を観るために旅行しているのか分からないような感じにもなっていますけど,ロンドンの王立植物園でもパリ植物園でも滞在時間はそれぞれ2時間くらいでしたので,コンパクトデジカメを手にもって走り回っているような感じでした。警備のために巡回してくる(制服と私服の)警官に何度もジロジロ見られました。(笑)
日本ではフタマタタンポポ属の植物は,エゾタカネニガナとフタマタタンポポのわずか2種しか自生していないことになっているのですけど,世界は広いですね。非常に多くの種類が存在しており,しかも,その中には既に日本に帰化している雑草もあると知って驚きでした。
ブタナの繁殖力は凄いですね。自宅の近くでも大繁殖しています。以前にも書いたことですけど,ちょっと可哀想な名前ですね。^^;
電脳中年A
2006/07/23 17:37

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