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クルマを下取りに出してしまったので,昼食後に自宅の近辺を2時間ほどブラブラと散歩してみた。のどかな春模様なのだけれど,ちょっと寒い。それに異常気象とも言うべき強風続きのために桜の花がハラハラと舞い散っている。こんな調子では野草があまり生長していないのではないかと心配だったけど杞憂だった。私の散歩道で観た花をいくつか紹介してみることにする。 家を出てすぐに近くの空地に向かった。小さな空地で売れ残りの分譲地のようなところだ。私の住む住宅街は比較的敷地面積の大きなところが多く,小さな敷地面積しかない区画は見劣りがするのかどうか売れ残ることが多いようだ。その空地もそんな場所だ。 その場所に最初に向かったのにはわけがある。実は,昨日,ナズナのような白い花を咲かせ,ハマハタザオを巨大化させたような感じの植物を見ていた。しかし,どうしても名前が分からない。そこで,いつもご指導を賜っている「四季の里地里山植物」の運営者の方にメールを出してご教示いただいた。すぐに返事が届き,グンバイナズナだということだった。私は,グンバイナズナを知っていたのだけれど,実のついている状態のものしか観たことがなかったので,同一の種類の植物だと分からなかったのだ。なにしろ,茎が枝分かれせず,1本だけのように見えたし独特の実もつけていなかった。そこで,今日は,その空地で徹底的に調べてみた。すると,特に良く成長している2株ほどのものの茎がそれぞれ3本以上に枝分かれしており,グンバイナズナ特有の軍配状の実もつけはじめているのを見つけることができた。やはり,グンバイナズナだったのだ。ちなみに,その方からは,「里山の会の例会としてスミレ観察会を開催するから,よかったら参加してください」とのお誘いも受けた。とてもありがたい。どうにか都合をつけて参加したいと思っている。 グンバイナズナ (Thlaspi arvense L.) それまで分からなかった植物をきちんと同定できると,とてもすっきりした気分になる。(笑) グンバイナズナの写真を何枚か撮り,そこから住宅街の中をテクテク歩き,公民館の脇を通って台地の下の田圃のところに出た。 一見すると何もないように見える。しかし,既にモサモサと繁茂しつつある小さな雑草を丁寧に観察しながら歩いていたら,オランダミミナグサの中に混じってハコベのような感じの小さな植物が花を咲かせているのを見つけることができた。オランダミミナグサと並んでいると,ずっと小さくてか弱そうな植物であるように見える。その場ではちょっと分かりかねたので帰宅してからきちんと調べてみたら,どうやらノミノフスマらしいということが分かった。意識していないとハコベだと思って見過ごしてしまうかもしれない。(笑) ノミノフスマ (Stellaria alsine Grimm var.undulata (Thunb.) Ohwi) オランダミミナグサ (Cerastium glomeratum Thuill.) ハコベ (Stellaria media (L.) Vill.) そこから更に田圃に沿ってテクテク歩いていくと,道路と田圃との境目のところに黄色の花を咲かせている植物を見つけた。イヌガラシだった。また,田植えのために耕す前の状態になっている田圃にはスズメノテッポウがたくさん生えていた。スズメノテッポウには湿ったところに生えるタイプのものと乾いたところに生えるタイプのものとがあり,後者のことをノハラスズメノテッポウとも呼ぶらしい。今回観たものは明らかに湿地に生えるタイプのスズメノテッポウだ。 イヌガラシ (Rorippa indica (L.) Hiern) スズメノテッポウ (Alopecurus aequalis Sobol. var. amurensis (Komar.) Ohwi) 小さな川にかかった橋をわたり,里山の道路を歩いていくと,土手にはヒメオドリコソウがびっしりと生えていた。ある種壮観な感じさえする。とにかく帰化植物の繁殖力は凄い。(笑) ヒメオドリコソウ (Lamium purpureum L) そこから続く道をのんびりと歩いた。ランニングをするおじいさんとすれ違ったので挨拶をした。道端には,ヒメオドリコソウのほか,ホトケノザ,オオイヌノフグリ,カタバミ,ノボロギク,ミチタネツケバナ,ヘビイチゴ,ハルジオン,セイヨウタンポポなどの花が咲いていた。 ハルジオン (Erigeron philadelphicus L.) ノゲシ (Sonchus oleraceus L.) そこから先に進んでいくと,桜並木がある。日曜なので花見の人が出ているかと思ったら意外と少なかった。たいていの人は,川の岸辺にクルマを停めて釣りをしている。いまどき家族で花見をする人なんてそういないのかもしれないと思ったりしたのだが,よく考えてみると,この界隈にはいくらでもサクラの木があり,美しく花を咲かせているので,わざわざここまで来て花見をするまでもないからだろうと考えることにした。(笑) 桜並木が尽きたところでまた橋をとおって川をわたった。これで住宅街側のほうに戻ったことになる。そのあたりには色んな野草があるので時々寄っている。ブラブラ歩きながらちょっと探してみたら,スイバ,オニタビラコ,カラスノエンドウ,カタバミ,オオジシバリなども見られた。 オニタビラコ (Youngia japonica (L.) DC.) オオジシバリ (Ixeris debilis A.Gray) 少し野草探しをして幾つかの植物の写真を撮ってから,再びブラブラ歩いた。そして,セントウソウがたくさん生えている場所から台地のほうに上がる小道を登った。ミドリハコベが生えていた。そこを登った台地の入口あたりにはウラシマソウも生えているのだが,まだ芽が出たばかりのような状態だった。そこらへんは日陰になっているので少し寒いのだろう。 セントウソウ (Chamaele decumbens (Thumb.) Makino) ミドリハコベ (Stellaria neglecta Weihe) 畑では春の農作業が始まっていた。農業について経験のない人は,ひとつの畑には1年に同じ植物を1回だけ植えるものだと思うかもしれないし,そのような畑もあるかもしれないが,実際には,春の野菜を植えて収穫すると夏野菜を植え,それを収穫すると秋〜冬の野菜を植えるといった感じに何度も使うのが普通のようだ。別の作物を植える度に畑を耕し,堆肥などを入れ,土をならして植え付けをする。農家の仕事は結構大変だ。でも,私のこれまでの人生経験から考えてみると,都会のオフィスビルの中で無機的に事務仕事を続けるような毎日よりはずっと幸福感を持つことのできる仕事なのではないかと思う。 そのような農耕の風景をながめながら畑道を抜け,道路に出た。道路の両側には畑が広がっている。その道を自宅のほうに向かってゆっくりと歩いた。途中で,アブラナ科と思われる野菜の花を何種類か観たのだが,何という植物の花なのかよく分からなかった。忙しそうに働いている農家の人に名前を尋ねるのはちょっと気が引けたからだ。というわけで,謎の花3種類を掲載することにしよう。1番目はたぶんカブの花だろうと思う。でも,2番目と3番目がよく分からない。もしお分かりの方がおられたら,コメントください。(笑) 謎の野菜の花(その1:花) 謎の野菜の花(その1:全体) 謎の野菜の花(その2:花) 謎の野菜の花(その2:全体) 謎の野菜の花(その3:花) 謎の野菜の花(その3:全体) そのあと,更に色んな樹の花や野草の花などを見ながら帰宅した。 ニワトコ (Sambucus racemosa L. subsp. sieboldiana (Miq.) Hara) およそ2時間半ほどのとてものどかで平和な散歩だった。 (追記) nobaraさんからのコメントのおかげで,謎の野菜の花のうち,1番上はダイコン(品種名不明)で2番目はカブ(品種名不明)らしいということが分かった。 また,無名子さんからのコメントのおかげで,謎の野菜の花のうち,3番目は「コウサイタイ(紅菜苔)」という中国野菜の一種だと分かった。 nobaraさん,無名子さん,ありがとうございました。 紅菜苔 武漢の名菜・金殿玉菜 http://star.gs/~miyake/sakumotu/kousaitai.html 中国野菜 紅菜苔 http://www.sakataseed.co.jp/syouhin/yasaitane/reaf/chinese/kousaitai.html |
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わぁ〜Aさんと肩を並べて歩いてる感じがしました。 |
nobara 2006/04/09 22:21 |
身近な所にも、花がイッパイ!ですよね。 |
無名子 2006/04/10 00:15 |
nobaraさん おはようございます。 |
電脳中年A 2006/04/10 07:35 |
無名子さん おはようございます。 |
電脳中年A 2006/04/10 07:39 |
やっぱり難しいですね〜 |
nobara 2006/04/10 08:34 |
nobaraさん おはようございます。 |
電脳中年A 2006/04/10 08:39 |
電脳中年さん、こんにちは! |
はっぱ 2006/04/10 16:09 |
はっぱさん こんにちは。 |
電脳中年A 2006/04/10 16:19 |
Aさん、こんばんわ〜 |
nobara 2006/04/11 18:03 |
nobaraさん こんにちは。 |
電脳中年A 2006/04/11 18:38 |
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