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自宅の近くの里山を散歩していたら,台地の縁の斜面の日陰になったところにベニシダに似たやや大型のシダ植物が生えているのを見つけた。あまり自信はないけれど,胞子嚢の付き方や葉の形状などから,オオベニシダだろうと判断した。 オオベニシダ(Dryopteris hondoensis Koidz.)は,オシダ科オシダ属に属し,本州(東北地方中部以南),四国,九州のほか朝鮮,九州(浙江,四川)に分布し,日本国では低山地の林下などに生育する常緑のシダ植物ということだ。 中国名を「桃花岛鳞毛蕨」と言うらしい。何となく艶めいた名前なのだが,どうしてそのような名前なのかは分からない。(笑) ところで,やはり野生のシダの識別・同定はやはり難しい。似たようなシダ植物の中から候補を何種類かに絞ることまではできるのだが,最後の詰めが厳しい。今回検討対象としてみたのは,分布からみて可能性のあるオオベニシダ,ベニシダ,トウゴクシダ,ヒメイタチシダの4種類だった。 図鑑などの記載によると,ベニシダでは葉の先端のほうでも胞子嚢がたくさんつくというので,写真のシダとは異なるし,写真のシダでは羽片の軸に鱗片が少ない点がベニシダと異なると判断することができた。 ヒメイタチシダについては,全体の葉の付き方,胞子嚢の形状などが異なり,特にヒメイタチシダでは葉の小片に柄があること(写真のシダでは無柄)などから,写真のシダとは異なると判断することができた。 問題は,トウゴクシダだった。トウゴクシダはつくば植物園でも観ていたし写真も撮ってあった。だが,細かいところがよく分からない。いろいろと検討してみた結果,胞子嚢の形状等が異なること,葉の裂片の先端部分がやや丸く尖っていないこと(トウゴクシダでは鋭角的になっている。)などから,トウゴクシダではないだろうと思われる。 以上のように候補を絞った上で,図鑑などに記載されているオオベニシダの特徴と写真のシダとを照合してみた結果,矛盾する要素が存在しないと判断できたので,結局,オオベニシダだろうと判断するに至った。 さて,一般に,シダ植物を完全に識別・同定するためには,標本を採取し,根や茎などの細部も検討しなければならないらしい。しかし,私は,「写真を撮るだけして現物を採取しない」ことをもって基本ポリシーにしているので,ここらへんが識別・同定上の弱点となる。でもまあ,もし違っていたとしても当たらずとも遠からじのところまではきているだろう。(笑) オオベニシダ(オシダ科オシダ属) http://www.ne.jp/asahi/sunsun/tanpopo/tokutyo,bunpu/tokutyou/oobenisida125.html オオベニシダ Dryopteris hondoensis Koidz. http://www.bekkoame.ne.jp/~chaca/o-beni.htm Dryopteris hondoensis Koidz. http://hardyfernlibrary.com/ferns/listSpecies.cfm?Genus=Dryopteris&Species=hondoensis トウゴクシダ Dryopteris nipponensis Koidz. http://www.bekkoame.ne.jp/~chaca/tougoku.htm |
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オクマワラビでは? |
村上 2008/07/11 13:26 |
村上さん こんにちは。 |
電脳中年A 2008/07/13 11:10 |
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