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里山を散歩していたら,日当たりのよい林縁のようなところに何やらもじゃもじゃと植物が生えているのが見えた。よく観てみたら,セリの葉のような植物とシダ植物であるようなないような変わった葉の植物とがからみあっているように見える。そこで細かく見てみたら,実は,これが同一の植物であり,同じ茎から異なる2種類の葉が生えていて,しかもツル性の植物だと気付いてびっくり。帰宅してから調べてみたら,カニクサというシダ植物だと分かった。 カニクサ(Lygodium japonicum (Thunb. ex Murr.) Sw.)は,フサシダ科カニクサ属に属し,本州(福島県〜関東地方以西),四国,九州,沖縄のほか,朝鮮,中国,ヒマラヤ〜熱帯アジア〜オセアニアに広く分布し,日本国では山麓や原野などの人里近くに普通に観られる常緑でツル性のシダ植物ということだ。 胞子嚢 葉の胞子嚢をつける小裂片 葉の通常の小裂片 全体 中国名を「海金沙」と言い,英名を「Climbing Fern」と言うらしい。 「カニクサ(蟹草)」と言う和名は,むかし,子供達が蟹釣りをする際にこの植物のツルを用いたことに由来するのだそうだ。残念ながら,私はそのような光景を見たことが一度もないので,かなり古い時代のことなのではないだろうか?そもそも,現代では,野生のカニを釣りたくてもカニそれ自体が存在していない。せいぜいアメリカザリガニを釣るくらいしかできないから,現代の子供達はかわいそうだ。 さて,このカニクサだが,2種類の葉がある。モミジの形にちょっと似た大型の葉のような部分のほうはどうやら普通の小裂片のようで,胞子嚢が全くついていない。セリの葉のように見える小型の葉のような部分のほうは胞子嚢をつける小裂片のようで,できはじめた胞子嚢がついていた。写真の段階の胞子嚢は白っぽい色をしているけれども,成長すると焦げ茶色になるようだ。 私の自宅の周囲でも宅地開発などが進んで自然が残されている場所がどんどん減ってしまっている。いずれ少子化が進めばそうやって開発した住宅街もどんどんゴーストタウン化してしまうのだろうから,現時点で新たに宅地開発を進めることは無思慮・無謀というしかなく,あるいは,土建業者などとの何らかの癒着の証拠でもあるのかもしれない。だが,そうやって金銭欲にとらわれた人々には自然のすばらしさなど全く分からないことだろう。私としては,冷淡に軽蔑し続けることくらいしかできない。 カニクサ [フサシダ科] Lygodium japonicum (Thunb.) Sw. http://www.bekkoame.ne.jp/~chaca/kanikusa.htm カニクサ 蟹草 http://members8.tsukaeru.net/mikawauo/sida/kanikusa.htm 民間薬として利用されるシダ植物 http://www5e.biglobe.ne.jp/~lycoris/ferns-minkannyaku.1.html |
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電脳中年Aさん、カニクサはシダには珍しく蔓のようになりますね。つい羽片を1枚の葉と思ってしまいますが、実際は葉の一部であって、蔓は茎でなく、葉の中軸ということだそうで、面白いものですね。 |
なおさん 2006/01/04 15:08 |
なおさん こんにちは。 |
電脳中年A 2006/01/04 15:15 |
不思議な植物ですね・・・。 |
MM 2006/01/05 22:03 |
MMさん こんばんは。 |
電脳中年A 2006/01/05 23:33 |
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