![]() 小石川植物園の薬園保存園でホソバオケラの花を観た。キク科のオケラの近縁種らしいのだが,入園者のほとんどの人の注意を惹かない。良い花だと思うのだが,不思議なことだ。 ホソバオケラ(Atractylodes lancea DC.)は,キク科オケラ属に属し,中国原産の多年草ということだ。 別名を「サドオケラ(佐渡朮)」とも言うらしい。日本には江戸時代の享保の頃に渡来し,その種苗が日本各地の薬園などで栽培されたが,現在では新潟県佐渡のものだけが残存しているとのことで,そのことから付いた名前なのだろうと思う。「佐渡おけさ」にちなんだ名前ではなさそうだ。(笑) ホソバオケラには,アトラクチロジン,ヒネソール,β-オイデスモール,エレモール,β-ビサボレン,α-ビサボロールなどの成分が含まれており,生薬「蒼朮(ソウジュツ)」の原料として用いられるそうだ。 ホソバオケラの花は,地味ではあるけれども,なかなか味わい深いものがある。 私が小石川植物園を訪問した日には,ヒガンバナ(曼珠沙華)もたくさん咲いており,それに群がるようにして多くの人々が三脚をたてカメラを向けていた。みなさん,どんな素人にでも分かる目立つ花ばかり狙っているようだ。それぞれどんな花に興味を持とうと全くもって各人の自由だとはいえ,何となく寂しい気持ちになる。 ホソバオケラ http://www2.odn.ne.jp/~had26900/medplant/kanpoyaku/hosobaokera.htm ホソバオケラ(細葉朮) http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/hyouhonen/hosobaokera.htm ホソバオケラ http://www4.kcn.ne.jp/~yagen/yakuso/index121.html |
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